おはなのうた

詩曲・絵空

大きな部屋には

縫いつけられた影が

風は吹いてた

逃げ道示すように

歩き出せ 下手な歌に勇気を

貰いながらさ

悲しみ抜けて

見上げた空に


あれは何を想って咲いた?

全て壊してぼく一人だけのこして

今は誰を想って泣いた?

花の色は深く染まる


小さな瞳に

押しつけられた愛は

消えぬ調べと

鼓動を重ねながら

探し出せ下手な生き方でも

ほら今ならさ

暗闇抜けて

見上げた空に

あれが何を想って咲いて

全ての意味がぼく1人だけに問われても

今は誰を想って泣いた

ただひとつ大事なもの

見つけた空に

晴れた暗い向こうに落ちた

月夜に昇りゆく華の色は

今は誰を想って泣いた

零れた煌めきに染まる